SEOの基本とMFIアップデート対策まとめ

数値の増加SEO

ホームページやブログを運用した経験のある方なら、いかにして自分のサイトに人を来てもらうようにするかという問いに頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか?
サイトへの集客の方法として、SEO、リステイング広告(検索連動型広告)、SNS、などユーザーをサイトへ招く方法は大きく分けるとこのようなものがあります。
その中でもSEOというものは、人を招く上で広告費などのお金がかからない魅力的なものです。

ここでは、SEOの正しいやり方、良質なコンテンツを作り上位表示させたいキーワードでサイトを上位表示させるための方法、ワードプレスでのSEO対策、これからのSEOの主流となるモバイルフレンドリーについてご紹介します。

SEOとは、検索エンジン最適化をして多くの人にサイトへ訪れてもらうこと

SEOは、GoogleやYahoo!などの検索結果で自分(もしくは企業)のサイトを1位や2位、最低でも10位以内で1ページ目に収まるように表示させて多くの人にサイトへ訪れてもらうようにするための一連の取り組みのことを意味しています。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンから「あるキーワード」で1位に表示されたりすれば、多くの人の目につく機会は増します。サイトへアクセスしてくれる人の数も、検索エンジンに上位表示されただけ増えていきます。

ちなみに、ある統計によると1位表示から10位表示までのクリック率は以下のようになります。
1位:18.2%
2位:10.1%
3位:7.22%
4位:4.81%
5位:3.09%
6位:2.76%
7位:1.88%
8位:1.75%
9位:1.52%
10位:1.04%

つまり、同じ1ページ目に表示されたとしても、下の方に行けば行くほどクリック率は下がります。
特に、1位と2位の間では、約8%ものクリック率の差があることから、いかに1位を狙って上位表示を狙っていくかが重要かお分りいただけるかと思います。

企業サイトを運営されている方にとって耳より情報なのが、オーガニック検索(自然検索)から入ってきたユーザーのコンバージョン率に関しても1位表示のサイトが最も高いというデータも出ていることです。
※オーガニック検索:Googleなどの検索エンジンを使って検索した際に表示されるサイト一覧のうち、リスティング広告(広告枠)を含まないサイトインデックスのこと。

SEOの王道的なやり方

SEOには多くの細かいテクニックがあり、またネット上には正確性のないSEOテクニックも出回っています。

”学問に王道なし”というように、”SEOに王道なし”ということをまず皆さんに知っておいてもらいたいことです。

細かいテクニックだけで頑張るよりも、王道に従った方が結果がより早く現れてきます。また、常に本質を考えてSEOをすることで間違ったSEOテクニックに騙される心配もありません。

そして、SEOの王道が
良質なコンテンツを作ること
であることを、肝に銘じておきましょう。

これはSEOに取り組んだことのある方なら、耳がタコになるくらい聞いたことのある言葉だと思いますが、良質なコンテンツこそが最も正しいSEO対策といって過言ではありません。

ただ、『良質なコンテンツ』ではあまりにも漠然としすぎているので具体的に『良質なコンテンツ』とは何かを紹介します。

良質なコンテンツとは

良質なコンテンツについて知る前に、まず皆さんに質問です。

あなたは何を求めて、検索しているのですか?

これに対する答えが、『良質なコンテンツ』を意味しています。

そうです、『何か』を『知りたい』、あるいは『どこそこのサイト』に『行きたい』、『何か』を『したい』、この3つのニーズに対する適切なものを求めて検索しているはずです。

例えば、何かが知りたいというニーズはこのようなものがあります。

  • 六本木でランチを食べられるおすすめなレストランを知りたい
  • ある製品の値段を知りたい
  • マーケティング用語について知りたい
  • 住んでいる地域近辺でおすすめな美容院を知りたい

どこそこのサイトに行きたいというニーズは、

  • Youtubeのサイトへ行きたい
  • Amazonのサイトへ行きたい
  • 楽天市場のサイトへ行きたい
  • Facebookのサイトへ行きたい

何かをしたいというニーズは、

  • ある本を買いたい
  • 今人気のあの動画を見たい
  • 映画の予約を取りたい
  • レストランの予約を取りたい

これらのニーズは、検索されるキーワードである程度分類分けできると思います。
さすがに、「●●駅近くの美容院で予約を取りたい」と思って検索した人に対して、「年齢&男女別の美容院の選び方まとめ」みたいな記事ばかりが検索結果に表示されていたらニーズを満たせていませんよね。

「●●駅近くの美容院で予約を取りたい」というクエリ(検索した内容)に対しては、HotPepperビューティーのような美容院を多く扱っている口コミサイトや、●●駅周辺に店を構えている美容院のオリジナルサイトを検索結果に表示するのが優れた検索エンジンといえますよね。

GoogleやYahoo!(Yahoo!もGoogleがYahoo!用に作った検索エンジンを使っているので、Googleとほぼ同じ)は、より多くのユーザーにたくさん自社の検索エンジンを利用してもらうことで収益元であるリスティング広告(検索連動型広告)の価値を高めたいので、自ずとユーザーのニーズを満たすことのできる検索結果を表示させようとします。

つまり、ユーザーが検索ボックスに質問したクエリに対して、その意図をしっかり汲み取ったコンテンツを作成すれば、Googleが好評価してくれて検索検索で上位表示できるのです。

これが、良質なコンテンツを作る本質的な理由になります。

つまり、皆さんがSEOを行いたいのであれば、上位表示させたいキーワードで検索してくるユーザーのニーズを考え、そのニーズに対して適切な答えを教えてくれるコンテンツを用意すれば良いのです。

サイトのテーマ性を意識する

良質なコンテンツ作りの効果をさらに高めるために、サイトのテーマ性を統一するという考え方があります。
ブログサイトなどは、日頃の出来事を扱うためテーマが毎日違うものをアップしていくことになるでしょう。
しかし、SEOを意識したサイト構成をするには、『できるだけ同じテーマに揃える』あるいは、『同じテーマの記事ごとにカテゴリー分けやタグ付けを行う』
この2つを考慮する必要があります。

カテゴリーをしっかり分けることで、クローラーの巡回も行いやすくなり、それぞれ孤立している記事の関連性が明白になります。また、ユーザービリティーも向上し、仮にGoogle側の目視確認が入った際も、関連記事への回遊を誘導できます。

ワードプレスを利用している場合は表示速度に注意する

WEBサイトが表示されるまでの速度は、SEOの評価材料の一つです。あなたも、読み込み時間が異常に長いサイトへアクセスした場合、読み込み途中で離脱してしまったことはありませんか?
ワードプレスは、ユーザーがアクセスするたびにサーバー上で表示させるページビューを組み立てて、ユーザーのパソコンやスマホの画面にページを表示させています。
そのため、ワードプレスはサーバーの性能にかなり影響を受けるため、性能の悪い格安レンタルサーバーや、アクセスが集中しサーバーに負荷がかかる時間帯は、ページが表示されるまでに異常に時間がかかる場合があります。

この場合は、キャッシュ系のプラグインの導入や、Autoptimizeなどのソース圧縮系のプラグインで、HTML・CSSの圧縮、画像圧縮のプラグインで画像サイズを圧縮などを導入し、表示速度を改善させましょう。

キャッシュ系のプラグインを導入すると、500 サーバーエラーが発生する場合があります。特に、W3 Total Cacheというキャッシュ系プラグインは多くのサイトでおすすめされていますが、500 サーバーエラーを起こしやすいプラグインであるので注意が必要です。キャッシュ系のプラグインを導入する場合は、必ずバックアップをとりましょう。このサーバーエラーが起きている最中にクローラーが巡回してくると、該当ページがインデックスから落とされてしまう原因になります。

現在の表示速度をチェックするには、Googleが提供している『PageSpeed Insights』を利用してみましょう。
これは、無料で利用出来るWEB上のツールで、ページの表示速度を100点満点で評価してくれます。点数が低い場合は、改善が必要な箇所を具体的に教えてくれるので、改善にはもってこいのツールです。

アナリティクスやサーチコンソールを利用する

Googleが無料で提供している分析ツールに、Google Analyticsがあります。これで、どれだけのユーザーがアクセスしているのか見たり、どのページがよく見られているのかを分析したりできます。

サーチコンソールは、WEBサイトの存在をGoogleに教えるためにまず必要になります。
サイトを新しく立ち上げたら、Fetch as Googleで、Googleにサイトの存在を教えましょう。
Fetch as Googleをすることで、クローラーがサイトに訪問して評価してくれます。
サーチコンソールからサイトマップの送信も出来ますので、サイトマップを作成されている場合は、ここで送信しましょう。
サイトマップを送信することで、クローラーがWEBサイトの構造を正しく理解し、サイト内を巡回しやすくなります。

ワードプレスを使われている場合は、Google XML Sitemapsというサイトマップを自動で作成してくれるプラグインを導入することをオススメします。これを導入して、サーチコンソールのサイトマップから『サイトマップの追加/テスト』を選択し、入力ボックスにsitemap.xmlと入れて送信すればGoogleにサイトマップを送信できます。

これからはモバイルに適応させることが重要

Googleは、これからのサイト評価のシステムにモバイルファーストインデックス(MFI)を導入すると公式アナウンスで発表しています。
これによって、

  • PCサイトのコンテンツではサイトを評価しなくなる
  • PCサイトとスマホサイトが別々のURLの場合で、スマホサイトの内容が薄いと評価が下がってしまう恐れがある

ことになります。

つまり、PCサイトではなくスマホ最適化されているページで、そのサイトを評価するようになるということです。

背景には、PC利用者よりもスマートフォン利用者の方がより多く検索サービスを利用してきていることがあります。このため、検索結果に表示されるサイトを決める際は、モバイルサイトを見て評価した方が、ユーザーにより良いコンテンツを提供できるとGoogleが考えているために、モバイルファーストインデックスの導入が決まりました。

レスポンシブデザインのWEBサイトの場合は、PCとスマホの両方が同じコンテンツのため問題はありません。(スマホのみ非表示にしている部分は、評価されない恐れがあります。)

従って、これからは、スマホに最適化したWEBサイトを作っていく必要があります。
特に、レスポンシブデザインであり、スマホで表示されるコンテンツが良質であることが求められます。

もし、あたなのWEBサイトがレスポンシブデザインではない場合は対策が必要となります。サイトの規模によっては、デザインの移行にものすごく時間が掛かる場合もあると思いますので、できるだけ早く対応しましょう。

レスポンシブデザインかどうかを確認するためには、スマートフォンでサイトへアクセスしてみて、

  • URLがPCで見た場合と同一であるかの確認
  • 表示されているコンテンツに差がないかの確認

をすると良いでしょう。

わざわざスマートフォンでアクセスしなくても、パソコンで確認する方法もあります。
まず、パソコンでサイトへアクセスして、サイト上で右クリックを押し副項目から『検証』(Chromeの場合)を選択します。すると、画面の端にソースコードが表示されると思いますので、その状態でページの画面幅を縮小してみてください。画面上部にあるサイズが、360×●●●あたりまでいけば、スマホ画面のサイズになります。この状態で、ページがスマホ最適化されていればレスポンシブデザインです。

『検証』選択後に、画面上部の『Responsive 』をクリックすることで、『iPhone6』や『iPad』などの画面サイズを選択できます。これで該当デバイスの画面サイズでページがどのように見えているのか検証することができます。

まとめ

SEOについての正しい知識を身につけていただけましたでしょうか。
ユーザーが求めているニーズに応えられる良質なコンテンツを作ることができれば、SEOで失敗する可能性はかなり少なくなります。

  • 上位表示させたいキーワードを選定し、検索してくるユーザーのニーズを考える
  • ニーズを満たすことのできる良質なコンテンツを制作する
  • モバイルに最適化されたレスポンシブデザインのサイトで良質なコンテンツを公開する

これさえ守っていれば、あとは良質な記事を頻繁にアップしていくことで検索順位も上昇していくはずです。

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